土台強化について
コマツの売上高は2000年代初めに比べおよそ2倍となりましたが、固定費はほぼ一定に抑制しています。今後も、「成長とコストを分離する」という考え方に立ち、成長への投資と並行して、積極的な原価低減、適正な固定費水準の維持に努めていきます。
製造現場においては、コマツの生産拠点にとどまらず、協力企業の生産設備までもネットワークでつなぎ、リアルタイムに現場を「見える化」する「KOM-MICS」による生産改革を推進しています。さらに市場情報を工場に直結化することで、製品、部品供給のスピードアップと、在庫の適正化を図ります。
また企業における価値創造の源泉は社員です。コマツは多様性こそ会社と個人の発展の原動力であると捉え、コマツグループの社員一人ひとりが働きがいと誇りを持ち、能力を十分に発揮できる職場や仕組みを提供するとともに、人材育成を継続して行っていきます。