2022年11月01日
コマツ女子柔道部で活躍してきた大野陽子選手が、このほど競技生活から引退することとなりました。
大野選手は2012年4月にコマツに入社。2018年バクー世界選手権大会3位、2021年ブダペスト世界選手権大会2位、2018年・2019年の全日本選抜体重別選手権大会2連覇、2016年・2017年・2022年のアジア選手権大会優勝など、これまで数多くの国内外の大会で優秀な成績を収めてきました。
大野選手に対しまして、これまで多くのファンの皆さまから温かいご声援をいただき、誠にありがとうございました。
<大野選手のコメント>
このたび現役生活に終止符を打つことを決めました。
これまでどんな大会で優勝しても、ほっとするだけで“嬉しい”という気持ちには一度もなれませんでしたが、今年8月のアジア選手権で個人・団体ともに優勝し、現役生活で初めて「柔道に出会えて良かった。幸せな柔道人生だった」と心から笑顔になれました。
これまで戦ってきた一試合一試合は苦しくて、辛くて、涙が出そうなほどのプレッシャーを感じるものでしたが、最後に勝って見た一番高い表彰台からの景色は、絶景でした。
強化選手でいるのもギリギリだった私がここまで長く現役を続け、世界で戦えるまでの実力をつけることができたのは、素晴らしい先生方をはじめ、信頼できる打ち込みパートナーとの出会いだったと思います。私の柔道人生は上手くいかないことも多かったですが、そこで得た経験や出会った仲間たちは私にとって宝物になりました。
いつも支えてくれ、応援してくださった皆さまには感謝しています。本当にありがとうございました。