2023年03月20日
コマツ(社長:小川啓之)は、このたび、平塚市内に点在している研究・開発機能を四之宮地区(湘南工場内)に集約するとともに、同工場内に新たに竣工した開発棟(名称:Shonan Innovation Lab、以下、新開発棟)に、自動化・自律化・遠隔操作化などの研究・開発機能を集約します。これにより、コミュニケーションの円滑化や開発の効率化、開発速度の向上を図り、「安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場」の早期実現を目指します。
【新開発棟 Shonan Innovation Lab 外観写真】
平塚市内には、先端技術と基盤技術の研究(万田地区)や、無人ダンプトラック運行システムをはじめとする建設・鉱山機械の自動化・遠隔操作化の開発、建設・鉱山機械の制御や情報化施工などの電子システムやソフトウェアの開発、カーボンニュートラルの実現を目指す電動化システムの研究開発(四之宮地区)など、コマツグループの次世代を切り拓く研究・開発機能が点在しています。このたび、機能を同一拠点に集約することで部門を超えたコミュニケーションを円滑にし、知識の共有やひらめき創出によるイノベーションを図ります。またパートナー企業との密なコミュニケーションを促進することで開発の効率化や開発速度の向上を目指します。
3月16日に執り行われた新開発棟の竣工式では、同地区で月面等宇宙開発における建設活動に資する研究開発に取り組んでいることから、東京理科大学特任副学長であり宇宙飛行士の向井千秋氏をお招きし、「宇宙開発の展望と期待」をテーマとした記念講演会を開催しました。
コマツは中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」 に掲げている、ダントツバリュー(収益向上とESG課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していきます。
【向井 千秋氏にご講演頂きました】
【新開発棟の特徴】
1.自動化・自律化・遠隔操作化の研究・開発人材を集約
各地に分散していた自動化・遠隔操作関連の拠点や人材を新開発棟に集約。同一の拠点に集約することで部門を超えたコミュニケーションを円滑にし、知識の共有やひらめき創出によるイノベーションを図ります。
2.柔軟なワークスタイルに応える環境を整備
礼拝室や女性支援室の設置などによるダイバーシティへの取り組みや設備・スペースの充実化、執務室のフリーアドレス化など、柔軟なワークスタイルに応える環境を整備。多様で優秀な人材の確保を促進します。
3.パートナー企業との効率的なコミュニケーションを実現する環境を整備
イノベーションを加速する上で重要となるパートナー企業との連携を強化するため、パートナー企業が常駐できるスペースを確保。セキュリティに配慮しながらも、パートナー企業との密なコミュニケーションを促進することで開発速度の向上を図ります。
4.省エネと創エネの取り組みでカーボンニュートラルを推進
コマツは中期経営計画において、2030年目標として2010年比でCO2排出量の50%削減を掲げ、2050年にCO2の排出を実質ゼロとするカーボンニュートラルをチャレンジ目標として設定しております。
新開発棟は、CO2排出量削減にも配慮した設計がなされており、最新の空調方式の採用と気密・断熱性の向上による省エネ、および太陽光発電を活用した創エネに取り組んでいます。
【新開発棟 Shonan Innovation Lab 内覧写真】
<新開発棟(名称:Shonan Innovation Lab)の概要>
所在地: 神奈川県平塚市四之宮3-25-1(湘南工場敷地内)
延床面積 : 10,483.95㎡
構造: 鉄骨造、純ラーメン構造、5階建
収容人数 : 640名
竣工 : 2023年3月
以上
管理番号 0101(3221)
コマツ サステナビリティ推進本部コーポレートコミュニケーション部
tel: 03(5561)2616
mail: JP00mb_cc_department@global.komatsu
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