2025年3月期 決算短信 [米国基準](連結)

2025年04月28日

 

 コマツは、本日2025年3月期決算を公表しました。概要は以下のとおりです。

 

1.2025年3月期(連結:米国基準)の概要

   2025年3月期(2024年4月1日から2025年3月31日まで)の連結売上高は4兆1,044億円(前期比6.2%増加)となりました。建設機械・車両部門では、一般建機の売上げは減少したものの、鉱山機械の売上げが増加したことに加えて、円安の影響及び各地域での販売価格の改善効果などにより、売上高は前期を上回りました。産業機械他部門では、自動車産業向け大型プレスの販売増加と半導体産業向けエキシマレーザー関連事業でのメンテナンス売上げ増加などにより、売上高は前期を上回りました。

 利益については、建設機械・車両部門は販売量減少やコストの増加などの影響はあるものの、販売価格の改善効果と円安の影響により増益となりました。また、リテールファイナンス部門及び産業機械他部門も増益となり、営業利益は6,571億円(前期比8.2%増加)となりました。売上高営業利益率は前期を0.3ポイント上回る16.0%、税引前当期純利益は6,048億円(前期比5.1%増加)、当社株主に帰属する当期純利益は4,396億円(前期比11.7%増加)となりました。

 

 2.2026年3月期(連結:米国基準)の連結業績の見通し

 建設機械・車両部門では、販売量の増加や販売価格の改善を見込むものの、円高及び米国の関税政策の影響により、減収となる見通しです。利益については、販売価格の改善とコストの低減を進めますが、円高及び米国の関税政策の影響に伴うコストの増加により減益となる見通しです。

 リテールファイナンス部門では、円高の影響により減収減益となる見通しです。

 産業機械他部門では、自動車向け大型プレスや半導体産業向けエキシマレーザー関連事業のメンテナンス売上げの増加が見込まれることから、増収増益となる見通しです。
これにより、2026年3月期の連結業績は減収減益となる見通しです。
本業績見通しにおける為替レートは、1米ドル=135.0円、1ユーロ=150.0円、1豪ドル=84.0円を前提としています。

 

 

 

 3.配当金

  当期の配当金については、当期の業績及び今後の事業展開等を勘案し、期末配当金は、前回の配当予想84円から1株につき23円の増額を予定しています。これにより当期末の配当金は107円となります。当期の年間配当金は、既に実施している第2四半期末の配当とあわせ、1株につき190円となり、前期(2024年3月期)実績から23円増配、連結配当性向は40.1%となります。第156回定時株主総会(本年6月19日に開催予定)に提案する予定です。

次期におきましては、連結当期純利益は減益を見込むものの、年間配当金については当期と同額の1株当たり190円を予定し、連結配当性向は56.7%となる見通しです。

 

 

関連情報




管理番号 0011(3327)

コマツ サステナビリティ推進本部コーポレートコミュニケーション部
tel: 03(6849)9703
mail: JP00MB_cc_department@global.komatsu


※ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、予告なしに変更される場合があります。