人事・総務職

海外で働きたいと思いコマツへ。今は実際にインドの地へ

I・K/ 2013年入社/経済学部卒/所属部署(当時):コマツインディア(人事系駐在員)
海外で働きたくてコマツへ。インドではいろいろなことが目新しくチャレンジの連続です。

入社数年で、世界から人が集うコマツの技能オリンピック事務局担当に

コマツでは組立、溶接、塗装、検査、試験など製造に携わる作業者の技能を競う技能オリンピックを毎年開催しています。各地域で予選会を行い、全世界の代表者が日本の工場に集まって、各技能の競技を行います。私は入社3年目に開催工場の事務局の担当を一人でやることになりました。入社して間もないころに、こんなに大きな仕事を与えてくれるんだなとビックリしましたが、これまでの仕事から一気に人脈や世界観が変わり、本当にいい経験ができたと思っています。技能オリンピック以外にも、若手が活躍できる環境が多くあり、成長できる環境で仕事ができたことは、ありがたかったと思っています。

社員の関わりを通じて会社を正しい方向へ導きたい。真っ直ぐな想いが、交渉を成功に導いた

コマツには労働組合(コマツユニオン)があり、日々経営理念を共有しながら、強いコマツ・良いコマツに向けた活動をともに行っています。コマツインディアにも労働組合がありますが、私が赴任した当初は、組合設立後間もない時期でしたので、労使で協調する関係性に至っていない部分があり、私主導で会社と労働組合の会議を定期的に開くようにしました。会社からは経営状況を共有し労働組合からは現場の社員の声を伝えてもらっています。労働組合は会社の置かれている状況を踏まえて社員の声を判断してくれるようになりましたし、マネジメント層も会社の運営がやりやすくなってきました。インドの文化にあまりないケースでしたので、会議の開催には懐疑的な意見も多かったですが、挑戦しやり抜いて、本当に良かったと思っています。

緊急時でも駐在員を守る。これも、海外の人事の仕事

人事系駐在員の主な業務の一つとして、コマツからの駐在員のサポート業務があります。新たに駐在する社員のために、住環境の確認や、日本食の入手機会など環境のセットアップの為に一つひとつ確認します。コロナウィルスの感染が拡大していた際はインドへの入国はどうするか、日本へどうやったら帰国できるかなど迅速に対応する必要がありました。ロックダウンの時は国際線がすべて止まりましたので、チャーター便への搭乗を手配するなど、緊急時に駐在員が安全に出入国できる環境を整えるというのも仕事の一つですね。

将来のマネジメントのナショナルトップ社員育成のための人事制度改革を

今、コマツインディアでは、人事制度の改定を進めています。特に現地の若手スタッフの生活基盤向上、福利厚生の拡充に取り組んでいて、人事評価制度をより納得できるものにしようとしています。コマツは各国のトップマネジメントを現地で育成した社員に担ってもらうことを人事戦略にしており、インドにおいても、現地社員がステップアップし将来的に経営を担う人材になってもらうための人事制度を構築しています。インドでも、コマツらしく社員全体のエンゲージメントをもっと高めていきたいですね。