生産管理:WA475/470-10

幼少の頃、海外で育った経験があり、グローバルな企業で活躍したかった

R・I/ 2013年入社/経済学部卒/所属部署(当時):生産本部粟津工場管理部生産管理課
オーストラリアやアメリカ、幼少期に海外で育った経験から、グローバルに活躍するコマツを選びました。

最初はアウェーな雰囲気も、残ってくれというラブコールに

以前にドイツへ3カ月ほど出張で行きました。そこはコマツの関連会社になって間もない会社で、生産の遅れと混乱を改善するためにコマツの生産管理手法を教えに行きました。最初は日本から来た人間だということで、アウェーな雰囲気があったのですが、一つひとつきちんと向きあって話していくうちに彼らも理解してくれ、生産管理部門の立ち上げに成功しました。コマツのやり方を押しつけるのではなく、相手の立場に立って彼らにとっても良いやり方を考えながら接していくうちに打ち解けることができました。最後には、ずっと残ってくれと言ってくれるぐらいの信頼関係を築けたことは宝物です。

避けられない自然災害も、チームの力で乗り越える

大型の台風が襲来した時にちょうど粟津工場の製品が神戸港にありました。製品は高潮を被ってしまいエンジンが故障し出荷できなくなりました。急遽、出荷した40台の機械を、石川県の粟津工場まで戻して全部復元し直すことに。通常の生産もあるなかで、前例のないケースだったのですが、営業と生産部門で粘り強く話し合い、修復計画を何とか立てることができました。営業部門が海外の代理店や顧客に対して説明して回ってくれたおかげですね。工場内でも場所が足りないとか、いろいろ問題はありましたが、物を動かして作業するスペースを広げて実際に40台をスケジュール通り出荷することができました。各部署でも、いろいろトラブルが起きましたが、そこを根気よく説明し、必ずお客さまに届けるんだって熱意が伝わったんだと思います。

力を合わせた速やかな問題解決、これが短日程を成し遂げる秘訣

WA475/470-10の市場投入を遅らせないように生産立上げの日程管理を担当しました。量産先行機の生産など本当にたくさんのチェックポイントがあるんですが、その一つひとつを踏まえて、日程を全員で守る、遅れたら挽回するという働きかけを粘り強く行いました。今回の立ち上げは本当に短納期だったので、一つ問題が出てしまうと直ぐに納期に影響してしまう。全体の作業を止めずにいかに問題を解決していくかに注力しました。週2回、各関係部門が集まって課題の早期の潰しこみを行い、問題が発生するたびにスピード感をもって解決しました。デモンストレーションとして欧州に一台出荷したところ、その瞬間からお客さまから問い合わせがきていたようで、一日でも立ち上げを早くできるように努力したことが、結果につながって本当に良かったと思っています。