生産技術:WA475/470-10

スケールの大きなものづくりを通して、世の中を豊かにしたかった

H・O/ 2011年入社/工学部卒/所属部署(当時):生産本部粟津工場生産技術部
スケールの大きなものづくりに携わって、世の中を豊かにしたいという夢を持ってコマツに入社しました。

黙って諦めるよりも、声を上げて成功を呼び込んだ

WA475/470-10では、新開発のトランスミッションの機構に使用される新規部品を量産化することが役割でした。このコンポーネントにはこれまでにない新しい機構が取り入れられたので、当然今までに経験したことのない形状の部品が必要になりました。実際に試作してみると思い通りの形状にできず、量産までの時間も限られていたため焦りながら、苦戦し何度も試行錯誤しました。そんな時、正直に声を上げてみんなに協力を求めたんです。すると、所属する生産技術だけでなく、設計、製造、品質保証等の関連部門の方まで協力してくれてみんなで「あれは?これは?これやってみようか?」と。何とか量産化することができたのは、この現場力のお陰です。

心配なく働けるオフがあるから、仕事に全力を注げる

出身は滋賀県ののどかな地域で、今働いている石川とよく似ているんです。大学は大阪府にありましたが、人が多いと感じていたので、今は伸び伸び生活していますね。年次有給休暇も会社とユニオンで決めた目標があって19日以上取得する目標があり、とても有給休暇も使いやすい環境です。これだけ年次有給休暇を消化してしまうと、何かあった時のための休みがなくなってしまうと不安に感じられるかもしれませんが、そういう時の為のライフサポート休暇という休みが別にあって、助かっています。

現場を目に焼き付けないと、現場の仕事は始まらない

特に、ものづくりに関わる現場に近い部署ということもあって、「現場、現実、現物を見よ」という言葉を社内でよく使います。ちゃんと対象のものを実際に自分の目で見ないと把握できない。もしくは誰かから聞くのと自分で見るのは天と地ほど差があり、聴いただけでは決してはいいものができません。だから、プロジェクトの際は必ず実際に自分の目で確認して仕事を進めています。現場に足を運んで、それを観察して、必要であれば自分で機械を動かしてみる。自発的にそうした行動を取ることが結構大事だなと思っています。

建機の電動化を進めるために、工場も新たに変わる必要が

今後は、建設機械も電動化が進んでくると思います。そうすると、建設機械のコンポーネントや構造も新しく変わっていくはずです。そうした未来を見据えた時に工場をどのような姿に変えていくべきかを考える時期を迎えていると思います。もし再編プロジェクトなどが始動したら、ぜひプロジェクトチームに携わりたいですね。これは個人的な意見ですが、電動化によってトランスミッションも変わっていくと思っています。自動車業界など他の業界の動向も見極めながら、建設機械のコンポーネントの生産現場がどうあるべきか、今注目しています。