水素がかなえる未来

水素がかなえる未来

水素燃料電池を搭載した
中型油圧ショベルの開発

 
 
2050年に向けて コマツの水素燃料電池 コマツのチャレンジ
 
Prologue

2050年
カーボンニュートラルのチャレンジ

コマツは、2050年までにCO₂の排出を実質ゼロにするカーボンニュートラルに向けた取り組みを推進しています。その取り組み対象は、コマツの拠点や製品使用時にとどまらず、お客さまの現場全体へも拡げています。

しかし、カーボンニュートラルの達成は、決して簡単な道のりではありません。そこで、コマツが脱炭素の未来をより確実なものにするために設けたコンセプトは、動力源や燃料などで、お客さまにできるだけ多くの選択肢を提示すること

例えば、バッテリー車、燃料電池車、ディーゼルエレクトリック車、バイオ燃料やe-fuelを使用するディーゼルエンジン車、そして、水素エンジン車などがあげられます。

コマツは、そうした選択肢を増やし、お客さまの現場環境にもっとも適した建機を提供することで、どんな環境下においても脱炭素を推進していきます。

コマツ×水素
 
Road map

ゼロエミッションを実現する水素燃料電池

コマツは、脱炭素の未来に向けて、これまでに環境に配慮したさまざまな車種の市場導入や代替燃料の工場導入を発表してきました。

そして、世界のマーケットにおいても新しい試みとして、水素燃料電池を搭載した中型油圧ショベルのコンセプトマシンの開発があります。

※現場での稼働イメージです。

このコンセプトマシンは、コマツの中型油圧ショベルをベースに、最先端の水素燃料電池システムを搭載。

コマツが自社開発したキーコンポーネントとの組み合せや、コマツのトータル制御技術によって、エンジン駆動式と同等の力強い掘削性能と高い操作性を発揮しながらも、排気ガスゼロや騒音・振動の大幅削減を実現。排出するのは、水と水蒸気だけと言う、かつてないクリーンな建機を開発しました。

これは、水素活用、そしてカーボンニュートラルに向けたコマツの取り組みにおいてとても意義のある開発だと言えるでしょう。

System

水素燃料電池システムの機構イメージ

  • 水素タンクに充填した水素を燃料電池に供給

  • 空気中の酸素を燃料電池に供給、燃料電池内で水素と酸素が化学反応

  • 作られた電気はモーターと蓄電器へ

  • 蓄電器からも電気をモーターへ供給

  • 二酸化炭素は発生せず、水のみが排出される

 
Go forward

ますます加速する
コマツのチャレンジ

コマツは、エネルギー密度が高く、バッテリーの充電に比べて短時間で燃料充填できる水素を中・大型建機に有効な選択肢と考え、これからも研究開発を進めていきます。

そして、 未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サスティナブルな未来を次の世代へつないでいくために、新たな価値創造を目指していきます。

 

地球環境のために、一つ一つ実績を積み上げていく。
コマツのチャレンジは、カーボンニュートラルに向かってますます加速します。

Discussion

若手メンバー座談会

建設機械の未来を拓く社員たちの座談会

このチームだから実現できた水素の未来がある

水素燃料電池搭載の中型油圧ショベル開発という、コマツ初のチャレンジを実現するために、全国から集められた社員たち。コンセプトマシン開発にかけた熱い思いと、メンバーで力を合わせた日々について聞いてみました。