はじまりは1台のトラクター
コマツのルーツは、1921年、現在の石川県小松市に遡ります。創業者は、当時実業家として名を馳せた竹内明太郎。竹内は創業の時から高い目標を掲げて、「世界で闘うコマツ」を目指しました。その後、コマツは、プレス機や工作機械、鋳鋼メーカーとして成長する中、日本の農業の発展を推進しようとする当時の農林省の要請を受け、農耕用のトラクターの国産化に成功しました。
1938年には、コマツ創業の地、小松市にトラクターや農関連器具の生産拠点となる粟津工場を開設しています。これが、コマツの建設機械メーカーとしての第一歩であり、後のブルドーザー開発の物語につながっていくことになります。