「One World One Komatsu」の取り組み
世界中のコマツ社員は、地球環境のために、できることを考え、行動を続けています。
その気持ちは「アースデイ」「世界環境デー」といった、活動を振り返る節目を迎えるたびに、より一層深まっていきます。
コマツは創立100周年の2021年、「One World One Komatsu」という社内の専用プラットフォームを立ち上げました。
電気をこまめに消す、水の使用量を減らす、といった日常生活における一人ひとりの活動を見える化し、「いいね」を互いに送り合うことで、讃えあっています。
それは、コミュニケーションをとる中で、環境貢献が広がっていくという、今までにない環境活動のあり方でした。
環境貢献で、もっとも周囲の人が感銘を受けたコマツ社員に与えられる「ワンワールド・ピープルズ・チャンピオン」に選ばれたインドネシアのスリ·レスタリさん。
これまでに、会社近隣の清掃や、マングローブの植林など、さまざまなボランティア活動を励んできました。
そんなスリさんは、コマツ・アンダーキャレッジ・インドネシア社の一員として、環境保護活動を評価されCSR賞を受賞し、西ジャワ·ブカシ州知事からも表彰されています。
日常的な活動に加え、政府が推進する「シティフォレスト」の森づくりへ積極的に参加するスリさんの姿勢が認められました。
シティフォレストとは、会社から約20km離れたチビトゥンにある5ヘクタールの森。50種類以上の樹木が植えられ、西ジャワ・ブカシ州知事にも州の森林として認められたものです。
シティフォレストは、町の「肺」としてCO2を吸収するだけでなく、学生がさまざまな植物に関する知識や、植樹の方法などを学ぶ教育の場でもあります。
スリさんが一つひとつの種を蒔いてきた地球貢献活動が、美しい花を咲かせ、大きな実を結んでいるのです。
日々の暮らしの中でできる節約や省エネから、植林プロジェクトまで、コマツ社員による環境アクションの輪は大きく広がっています。
コマツの強み、それはグローバルな多様性です。
その強みを最大限に発揮するためにも、「One World One Komatsu」の活動はとても重要です。
一人ひとりのアクションはたとえ小さくても、それらのすべてを結集することで、地球環境に大きなインパクトをもたらすことができるからです。
実際にこれまで「One World One Komatsu」の活動には、世界中のコマツ社員で構成された385チームが120,000件以上の活動を行いました。
その結果、3,500トン以上の水使用量削減、1,000トン以上のCO2削減をはじめとした複数の成果をあげました(※1)。
人、社会、地球が共に栄える未来を切り拓くために、コマツは、一歩一歩着実に歩み続けているのです。