「小さな建機が大好きなんです」。
そう話すのは、商品企画室でミニショベルを担当する高木厚司です。高木は、入社以来、ほとんどの期間において、ミニショベルに関わる業務を行ってきました。そのため、高木にはミニショベルに対して深い愛情がありますが、それ以上に特別な思いもあります。「小さな建機にも、大型機と同じように、大きな夢や可能性が詰まっているんです」と、目を輝かせながら言います。
そんな高木が携わったのが、本田技研工業株式会社(以下、Honda)との共同開発により今年春に市場導入された電動マイクロショベルPC01E-1です。重さは、軽トラックの最大積載量である350kgを下回る340kg。小さな建機の大きな挑戦が、いよいよ始まったのです。
PC01E-1は、電力源として「Honda Mobile Power Pack e:」(モバイルパワーパック イー※ 以下、着脱式可搬バッテリー)や電動パワーユニット(eGX)を搭載することで電動化を実現しています。排出ガスもエンジン音もなく、環境負荷がありません。着脱式でその場で交換できるバッテリーなので、もしも作業中に残量がゼロになっても、バッテリーを交換するだけでそのまま連続して使用することができます。さらに低回転でもパワフルな電動モーターの採用により、どんな回転数でも、安定した力強い作業が可能です。まさに、環境にも使う人にもいいことばかりの電動マイクロショベルです。
「やはり環境と人、どちらに対してもやさしくあることが大切ですよね」と、高木は言います。PC01E-1は、これからの環境への向き合い方を体現した製品なのかもしれません。
※Honda Mobile Power Pack e: とeGXは本田技研工業株式会社の登録商標です。
※Honda Mobile Power Pack e:は、Hondaが開発した着脱式可搬バッテリーです。