最終日、まさかの展開が待っていた。2位スタートのP・マークセンが、16番ホールまで順調にスコアを伸ばし優勝確実と見られたが、17番パー4で「8」をたたき、17番ホールを終えて13アンダーにスコアを落とすというまさかの大波乱。 この日65と猛追していたタイ出身のT・ウィラチャン(52)が通算14アンダーで先にホールアウト。
18番ホール、P・マークセンがバーディーで並び、38年来の友人という2人のプレーオフとなったが、1ホール目でT・ウィラチャンがバーディーを決めて大会初優勝、同郷対決を制しシニア通算2勝目を挙げたT・ウィラチャンが優勝賞金1,200万円を手にした。尚、注目された丸山茂樹は7オーバーでシニアデビュー戦を終えた。
今年から観戦エリアが拡充された13番ホール、最終日の「ワンオンチャレンジ賞」は、パク ブーウォン、廣田恭司(53)、米山剛(54)の3名が達成。
そして、髙橋勝成(69)が自身初めての2日連続エージシュートを達成し賞金50万円を獲得した。
また、ジュニアゴルファー育成の取り組みとして、14日(土)最終日のみ、石川県を代表する男女の高校生3名がエキシビジョン参加。シニアプロの匠の技を間近に感じながら堂々とプレーした。
丸山茂樹のシニアツアーデビューとなった本年のコマツオープンは、天候にも恵まれ、5,232人のギャラリーに来場いただき、大盛況のうちに幕を閉じた。
優勝副賞のPC20MR-3に乗って記念撮影をするT・ウィラチャン選手と大会会長のコマツ代表取締役社長(兼)CEO小川啓之