第1ラウンド 9月5日(木)
天候:晴れ 気温:30.7℃ 風向:西北西 風速:5.7m/s
ギャラリー数:1,301人
晴天に恵まれた第1日は、平塚哲二が1イ-グル、4バーディー、ノーボギーの6アンダー、66ストローク。これまでの反省から、2オン可能な5番ホールも、無理にドライバーで2オンを狙わず、刻みを選択しサードショットを直接放り込みイーグルを奪い、勢いに乗った。
1打差の5アンダー単独2位にはソク・ジョンユル、さらに1打差4アンダー3位タイグループには、歴代覇者のP・マークセン、寺西明、横田真一、兼本貴司、塚田好宣、内田勝也、渡部光洋の7人が追う。
第2ラウンド 9月6日(金)
天候:晴れ 気温:31.2℃ 風向:南東 風速:3.0m/s
ギャラリー数:1,143人
第2日目は、永久シードプレーヤーの片山晋呉が本領発揮。8バーディー、ノーボギーの64、完璧なゴルフで前日の16位タイから一気に首位タイへ浮上。前日首位の平塚哲二と歴代覇者のP・マークセンと並んで最終日の三つ巴決戦へ。初日通常の長さのパターを使っていたが2日目から中尺パターへ変更したことが奏功した。「ほぼほぼ良かった」と小松カントリークラブのグリーンにしっかりとアジャストしてきた。「優勝しかない」と今季2勝目へ向けて照準を合わせてきた。また、この日片山は18番ホールで行われたエキサイティングプレー賞(ドライビングディスタンス)でも302ヤードを記録し、大竹電機株式会社から20万円が贈られた。
そしてこの日、68歳の倉本昌弘がこの日68ストロークをマークし、見事エージシュートを達成した。
ファイナルラウンド 9月7日(土)
天候:晴れ 気温:31.3℃ 風向:北西 風速:2.2m/s
ギャラリー数:1,862人(3日間累計 4,306人)
平塚哲二、片山晋呉、P・マークセンの最終組3名が最後まで優勝争いを繰り広げた。この日ティショットに苦しみながらも首位の座をキープしてきた片山だったが、最終18番ホールで痛恨のOBで優勝争いから脱落した。最終ホールでバーディーを奪った平塚哲二が、トータル15アンダーでシニアツアー初優勝を飾った。平塚自身13年ぶりとなる感動のツアー優勝だった。なお、エージシュート賞では2日続けて68をマークした68歳の倉本昌弘、そして69歳の室田淳が67ストローク、74歳の髙橋勝成は72ストロークでまわり、エージシュートを達成した。
ベストアマチュア賞には堀信義が輝いた。